今更ながらミッドサマー見てきました。
ホルガ村が襲いかかってくる気色悪い映画でした。
ただ、アリアスター監督はこの映画を恋愛映画と言っております。
たしかにそういう側面もあったかと思いますが、ただただ恐ろしかったです。
簡単にあらすじと感想をかければと思います。
まずはあらすじから、
精神疾患を抱えた妹が家族と心中してしまい、ある日突然天涯孤独になった主人公ダニー、彼氏のクリスチャンは別れたいと思っているが気の毒で言い出せない状況という描写から物語は始まります。
そんな二人が危うい関係のまま、友人に故郷のスウェーデンにあるホルガ村の『夏至祭』に一緒に行かないか?と招待され仲いいグループ全員で行くことにします。
ホルガ村ではお祭りということもあり大きな歓迎を受けるのだが不気味な儀式が続き・・・・
恋愛的な側面ではそもそも不安定な状況のカップルがホルガ村の異常な価値観に触れて関係を修復するに至るのか・・・
といった内容です。
本当に気色悪かった。ホルガ村に向かうまでに画面が上下逆さになりこれから不安な状態に向かうことを暗示しているわけであります。
あとホルガ村の居心地が悪かった。
この居心地の悪さを楽しめる人にとっては素晴らしい映画になると想うのですが、私にはちょっと合わなかったかなぁという感想です。自粛中で精神状態が不安定な時期に見ていると途中で立ち去っていたんじゃないかと思うほど恐ろしいものを見た気分になっております。
SAWのようなただただグロいものを見せられるわけでもなく、ホラー映画のように怖いものが襲ってくるわけでもない。
主人公たち、そして私たちの不安感、ホルガ村に感じる気味の悪さが頂点に達するアテスペッパンの儀式以降ずっとホルガ村から早く出たいと考えるくらいには、ただただ居心地が悪い状態がずっと続く、そんな映画でした。
ホラー映画なのに怖くない。居心地が悪い胸糞映画です。
おすすめはしませんが、一度経験しておいて損はない映画かと思います。