3密を避ける上で電車が混んでいることは好ましくありません。
テレワークや時差出勤などが推奨されてしばらく経ちますが、緊急事態宣言の解除とともに緩やかに日常が戻ってきている気がします。
私の職場はテレワークなどは全く導入されずに毎日出社しなければならないような環境であり、むしろ緊急事態宣言以降さらに忙しくなり土日出勤をしなければならないような不要不急の仕事をしておりました。
通勤に電車を使うのですが、行きも帰りもガラガラの電車に乗っていると自分だけが仕事をしている気がして気が滅入ってしまってました。
自分がつらい思いをしているのだから皆もつらい思いをすべきだなんて考えはクソくらえだけれども、この世界で自分だけが働いているという幻想に囚われて抜け出せなくなるというかそういうやつです。
更に土日に出勤していると、外出自粛を要請されている中、自分の中で必要とは思えない仕事に向かうことに罪悪感を感じるのですよ。
特に自分の都合がつかなくての仕事ではなく、会社からの支持で仕方なく出勤しているわけなので、こちらとしては感謝してほしいくらいの気持ちなのですが、出勤そのものが悪とみなされ反社会的な行為を行っている気分にさえなるのです。
ただ土日出勤がいやだからそう言っているのだろうか?
もちろんそれもある。それもあるけど上記のような気持ちも実際にあったのだから少なくとも併記させてほしい。
そんな中、先日5月14日に緊急事態宣言が多くの自治体で解除され、私の職場は特定区域なのだけれど徐々に人出が増えてきていると肌感覚で感じるわけです。
感染率が高まるから警戒しなくてはならないことはわかっているけれど
一歩ずつコロナ前の世界に戻っているような気がして安心してしまいますね。
一歩ずつ前進するのが良しとされている世の中で、前のほうが良いとされる状態があるというのはなかなか珍しい現象であるとも感じます。
Windows7と8くらいしか例が浮かびません。
日常を取り戻したとしても絶対に嫌なことや不安は尽きませんが、それを昇華できる場所が増えるのではやくはやくと願うばかりです。