1年公開延期担っていた最新作。
名探偵コナン緋色の弾丸を見てき巻きました。
から紅のラブレターあたりからずっと右肩上がりに盛り上がってきているコナン映画、
近年は最初にドカンと大きめの事件がおこりOPムービーが流れ、その事件を解決していくにあたりより大きな事件が姿を表す、、、というのが鉄板のストーリーでした。
しかし今回は、後ろ手に手首を縛られた男が逃げ惑い最終的に射殺されるシーンで始まります。
これまでの派手な事件とは一線を画する少し地味めな始まりです。
また、今回は赤井秀一に焦点を当てたストーリー展開とされていました。
されていました、、、、が、
FBIが首を突っ込んでくるというだけで赤井さんである必要がないというのが正直なところです。もちろん赤井さんシルバーブレット(銀の弾丸)を放つシーンは彼でないと成立しないのですがこの事件にわざわざ首を突っ込むくらいなら黒の組織に見つからないように潜伏しておいたほうが良いのではないか。。。と思わざるを得ないです。
では、今回活躍したキャラクターは誰なのか。
赤井秀一の母親であるメアリーと灰原哀の母親であるエレーナは兄弟と考察されていますので、赤井家大集合と銘打って彼女を大活躍させるところがにくいです。
コナンが助けを求める相手が灰原、灰原、赤井、灰原みたいな割合です。
そして今回は蘭姉ちゃんが全然活躍しません。新一とのロマンスもほとんどありません。いつもなら事件に巻き込まれて危機的状況になったり、危機的状況にあるコナンくんを救ったりで大活躍するのですが、今回はMRIで気絶するくらいしかしてないです。
この点においても今までの作品とは違っています。
そしてクライマックスはやはりド派手に決めてくるところが需要をわかってらっしゃるというところでしょうか。(私は冒頭からの爆発を期待してました。)
乗客がいたら少なくとも成り立たなかったクライマックスなので無人なのが伏線だったということでしょうか。
不満だった点はこの物語の鍵となる15年前の事件について説明不足だったかと感じます。犯人は冤罪だったのか?というところがフォーカスされ肝心の犯人の目的が全く不明だったように感じます。
どんな目的があって綿密な計画を立て実行したのがすでに謎、その犯人が冤罪かそうでないかよりその目的が気になってしまいました。
毎年盛り上がってきているコナン映画、来年も楽しみです。