世の中の大企業の殆どはビッグデータを使って商品開発をしております。
身近なところでいうとコンビニのレジの際に店員さんが押す30代男性みたいなボタンです。
世の中の30代男性がコンビニで何を買っているのかをデータ化してそれをもとに売れる商品を作っているのです。
Tポイントや楽天ポイントなどビッグデータを収集し販売している企業さえ存在します。
そんなビッグデータを商品開発だけでなく購入体験にも使いたくないですか?という話です。
きっかけ
そう思ったきっかけはZOZOTOWNです。
人気商品がランキングされているのですが、そもそも値段が安い商品がランクインしやすかったり、利用者層の厚いところで偏っているように見えたりであまり参考になりません。
服屋さんなのでメンズ、レディースとトップス、ボトムスみたいな感じでアイテムごとには絞れるのですが、どうも参考にならない。
理由は自分と同じような人は何を買っているのかがわからないからだと思いました。
例えば性別と年齢で絞れるようにすると、ティーンでは人気でも自分の年代ではあまり買っている人がいないな。というように年相応のものを検索できると自分にあったものが見つけやすくなるかもしれません。また、意外と自分の年令でもこの商品を買っている人がいるのか、という気付きがあるかもしれません。
金額で絞ったり体型で絞ったり職業で絞ったりできるようになるとまた新たな気付きが生まれ、それはリアル店舗では味わえないZOZOTOWNならではの魅力になるかもしれません。
ビッグデータの活用は消費者側にも有効なのではないか
同じことを繰り返すようですが、集めたビッグデータを使ってターゲットを狙い撃ちするような商品開発をするだけで終わらせるのは少々もったいないのではないでしょうか?
消費者側、購入者側にも提供し、自分が欲しい物が一体どんな立ち位置にあるのか、自分の立ち位置だと一体どんなものを持つのが一般的なのかを購入前に確認できるようになれば今までにない新しい購入体験ができるようになるのではないでしょうか?
元来ビッグデータとは大きなコストを払って収集するものですから、消費者側に提供することは難しいのかもしれません。また、主に商品やサービスの開発のために利用されるものなので趣旨と違うかもしれません。
しかしながら、今までと違う利用方法を発明することで新たな価値を見出してほしいものですね。
それでは。