カイジ ファイナルゲームを鑑賞してまいりました。
10点満点なら4点、5点満点なら4点くらいの映画でした。
まず、設定がダメ
東京オリンピック後に景気が衰退して超格差社会になった日本が舞台。
国の借金は増大し、政府は国民の預貯金を使って返済する案を画策し、カイジは図らずもこれを止めるために奔走する事となる…
あらすじはこんなところ、書いているだけで面白くなさそう。
とりあえず今回は行われたギャンブルごとにレビューして行こうと思います。
GAME1:バベルの塔
本作の導入ギャンブル。
ギャンブルとは名ばかりで参加者は何かを賭けている描写はなく、勝者には10億円若しくは人生を変える極秘情報が手に入るというもの。
まるで前澤友作のお年玉企画。とりあえず参加するくらいの気持ちで参加できそう。
ルールはスタート地点から棒の先についているカードを一番早くゲットするというもの。
カイジはこれに勝利し、ギャンブルが強いと評価されるわけですが、、、おかしいやろ!なんでやねん!!もはや福男選びよこれ。もうちょっとギャンブル性の高い導入でも良かったんじゃないかと思います。
そしてカイジをギャンブルが強いと評価した老人に政府の画策を止めるために力を貸してくれと言われてストーリーが進み始めます。
GAME2:人間天秤
本作のメインギャンブル。
ギャンブルと言うより情報戦です。
カイジはチームで挑むのですが、情報がダダ漏れ。新田真剣佑が内通者なのですが、伏線張りすぎ&登場人物の少なさから『知ってた。』という感想しかわかず、劇場内で知らないのはキャラクターだけ。『なんで!?』とか言ってるのも茶番にしか見えず、
幼少期に自分を捨てた父に復習するために…とかしょうもない理由を説明されてる時はチャプタースキップしたいくらい退屈でした。
GAME3:ドリームジャンプ
10本のバンジーのうち1本だけが地面に落ちず生還するというもの。
事前に正解のロープを知っているカイジは生還します。
うーんそれだけ。
GAME4:黄金じゃんけん
じゃんけん一回出しの三本勝負。あいこでも俺の勝ちだ!とおっしゃいますが本来あいこならどうなってたのでしょうか?謎が謎を呼ぶ謎ルールのなか繰り広げられるじゃんけんですが割とあっさり決着がついてしまいます。
最終的にカイジが造幣局の人と連絡を取り(意味わからん)なんやかんやで政府の思惑を阻止することができました良かったね。
ということなんですが、
設定そのものに無理がある
無駄なところが多すぎ
社会派気取ってんじゃねぇ
という感情とともに、藤原竜也及び豪華俳優陣に演技にカイジを見た!という満足感は味わうことができました。
そもそも今回はカイジにパトロンがいて彼自身は何も賭けていないのが面白くなさの大きなポイントでした。
金曜ロードショーでの放映を待つのをおすすめします。
それでは!